鬱の人の気持ちってこうなんだ・・・

落ち着いて二週間くらいたったので覚え書きをしておこうかなと思う。

正直、5月の半ばから2週間くらいもんのすごく凹んでました。もちろん授業以外はTACに行く気が起きない、理論を覚えることも出来ない。ましてや計算なんて。
そんな状態でした。
とにかく何をしていても胸の奥でわなわなと何かが動いてて、かといって何をしても解消できなくて。

発端は、うまくいかない計算だったり、覚えても覚えても点数を引かれる消費税理論だったりするわけですが、問題はそれが回復しないこと。

そんな凹んでいる状況だから、うまく好転するように何か(計算とか理論暗記とか)しようと思うのだけれど、できないのです。覚えられないとかじゃなく、取りかかることが出来ない。かといってやらなければ落ちていくのは目に見えているし、でもやれない。
そんな状況にいました。

今になったから思えることだけれど、やれなかった理由は、
やらなくちゃいけないことが多すぎて不安になる→何をやったらいいのか分からない→出来ない・進まない→さらに不安になる→(繰り返し)
というわけです。

「やらなくちゃいけないこと」っていうのは、量(覚えるべき理論の数)の問題もあるし、質(計算問題の間違いの少なさとか)の問題もあります。
それは絶対的に無理・出来ないという量というよりは、自分が理想とする状態になるのに必要だと自分が思っている量・質っていう相対的なものなんだと思います。だから、出来ない状況が続くとその量はどんどん増えていくのです。

その二週間バイトをしながらも、「やらなくちゃやらなくちゃ」という気持ちばかりが出て来ました。「こんなバイトしてていいのか?」とか。「今日も何かにつけてやれてない。。。」とか。

本当に苦痛でした。常に何かにせき立てられている感じでした。せき立てられても動けない(前に進めない)。だんだんとやる気も萎えていく。でも「やらなきゅ」という気持ちはある。

その最悪の状態から回復して気づいたのは

焦り

でした。

単なる焦りじゃなくて、がんばって理想の自分でありたいのにそうなれない焦りでした。

鬱病っていう状態もこれなんじゃないのかなって思います。どうでしょうか。
よく報道などでは「ストレス」というキーワードを出しますが、具体的に言ったら、「ありたい自分」「焦り」じゃないかなと思います。どうでしょうか。



で、僕がどうやって回復したかというと(まぁ超軽度の鬱だったんでしょうけど)、
「とりあえず、今できることをやる。」「先のことは考えない。」ってことで、理論を一つ一つ覚えていくことにしました。
どっちかというと「先のことは考えない。」の方が効力があったようにも思います。僕の場合焦りが一番いけなかったようです。
気持ちの問題なんだろな。
ただ凹んでいる状態と鬱の違いは、凹んだ後「まぁやれるだけやれば、とりあえずなんとかなる」と思えるかどうかだと思います。今も全然ダメですけど、「なんとかなる」とは思えてます。…どうなるか知らないですが。

でもこれでなんとなく鬱の人の気持ちが理解できたように思います。
本当に鬱の人に言わせたら、「先のことは考えない」でどうにかなるんだからいいもんだ!それができないから困ってんだ!とか絶対言われそうです。