第62回税理士試験結果

長らく永らく放置していましたが、ようやっとこのブログとお別れできそうです。

この前の第62回税理士試験で、所得税法合格しました。
長かった…。実に4回目の正直と相成りました。

正直、同じ科目を3年やるのはしんどいです。結局結果に表れないのはミスだったり、ほんのちょっとした読み間違い・見落としだったりするわけで、細かい取り扱いを知っていくことで試験に有利になることはあ〜んまり無いのが現実です(今年は有限責任事業組合の計算知識が役立ちましたが)。
なので、同じ科目を受け続けるのはある意味、“意地”ですね。もちろん、年を重ねれば理解に余裕があるので所得税法の原理をしっかり勉強するようになるわけで、それはそれで楽しかったのですが、試験結果にはそうそう表れません。

それでも所得税法

それでも所得税法を受け続けた理由は、「それでも一番受かりやすそうだった」からです。
住民税・事業税・固定資産税のボリュームの少なさは有名ですが、ただでさえケアレスミスに苦しんでいるというのに、1ミスアウトの過酷さにはちょっと耐えられません。答練で上位30%が95点以上とか、その中には入れる気はしません。今年も事業税の合格者は89人でしたしね。それよりは所得税法の方が、知識・理解が点数に反映されるような気がします。
相続税は理論が合いませんでした。それだけです。あの、一つの事業についてあっちゃこっちゃにある論点をかき集めてくるというのがダメでした。相続税贈与税が一緒になっていて、「法人税所得税・消費税みたいに一本の計算の流れに沿って」というのがないのが柱を抜かしてしまう原因でした。しかも手続き規定とかでそれをやられるともう…。

そんなわけで、4度目の所得税法でしたが、今年は解答速報も見ず、自己採点もせずにいました。次の科目選択とかを考える必要がないのだから「どーせいまさらやったってしょうがない」ということに、4度目にして悟ったわけですw

試験の振り返り

結果が出てから自己採点をしてみましたが、どうやら理論1問目の有限責任事業組合関係をボチボチ書いていたのがよかったのかもしれません。理論では覚えていないやつなので、計算の知識だけですが。
とりあえず問1は、

  • 組合の原則(パススルー、損益通算〜繰り戻し還付)
  • 有限責任事業組合の特例(損失は出資額限度、調整出資金額を簡単に)
  • 特定組合員の特例(損失は無いものとみなす)

あたりだけ書きました。

問2は予想的中な年金の理論でした。ある程度重点的に覚えて行っていたので柱が抜けるようなことはなかったです。答練でもさんざん出てるのでみんな同じでしょうが。
柱は抜けなかったですが、細かいところ(定額限度額の金額とか)が思い出せなく(いつものこと)、適当に金額を書いて、「やっぱやめた」と「定額控除額」とだけ書き残した記憶があります。この点問2の方が自己採点でも平均を下回っていたんじゃないかとヒヤヒヤしています。

計算は、、、よく覚えていません(なんせ4ヶ月前だしぃ)。

ともあれ長い長い道のりが終わりになったわけです。長かったせいでいろいろと失ったものもありましたが、これでみんなと同じ土俵に上がれて、ちょっとした自信も付く(負い目がなくなる?)でしょうよ。