「講義は2種類聞き!」のすすめ

去年一年間、レギュラーコースで講義を受けて思ったことですが、講義の内容は各講師でかなり違います。ある講師は解説をしたのに、他の講師は解説をしなかったり。はては、ある講師は詳しく細かい解法まで教えるのだけれど、またある講師はその細かい解法を省略し超簡単にした数式だけを教える、そんなことがあります(TACだけかなぁ)。それぞれの講師の得意な部分は詳しく話してくれるでしょうし、間違いやすいなと思う点もそれぞれの講師で違うでしょうし(これは答練も同じ。今受けてる講師は答練の解説をあんまししません)。
特に去年では土地簿価一部損金算入の論点で、ちょうどその回DVDのフォローを受けたのですが、DVDの講師は権利金の改定などの話は全部すっとばし(詳しくは相続税でやってねえと言っていた)、次のような算式だけを教えてくれました。

  1. 減価割合(<=>5/10→適用の有無の判定)
  2. 土地の帳簿価額×減価割合=土地簿価一部損金算入額
  3. 土地の価額×減価割合−収受した権利金=寄附金

正直正しい解法を知らずに答練・本試験を受けました。結構なんとかなるものです。厳密な算式でないと解けない問題も出たことがありましたが、それも一度あったか無かったかくらい。多分今年もこっちで行く気がします。

このように、各講師で教える内容は微妙に若しくは結構違っているのです。ですので、ぜひ一度同じ回の講義を受けるか聞くか(テープフォローetc.)をしてみて下さい。きっと得るものがあるはずです。
私は今年、このスタイルを続けていこうと思っています。2度目なので真剣に時間をとらなくても寝る時に聞きながらって感じにしようと思っています(それで、「これはっ」というのがあったらメモする感じ)。

ただ、あくまで「2種類聞き」をおすすめしてるのであって「2度聞き」をおすすめしてるんじゃないですよ。同じもの2回も聞いたって大してためになりませんから。