農業をやる会社が流行らない理由〜その1〜

農業をやる法人が流行らない理由を考えてみた。

一応、個人が法人成りするとして考えます。

※間違ってるかも知れません、あしからず。


農業をやるには土地が必須になる。その土地の調達の仕方は、

  1. 新しく購入する(+人から借りる)
  2. 個人の土地を現物出資
  3. 個人と賃貸借契約

まぁ、一つ目の新規購入は造成やらで費用がかかりすぎだから論外として、残りの2つが候補になるかな。
他にもあるのかなぁ。

2つ目、現物出資。
現物出資をするということは、個人の土地が会社の土地になるということ。
会社の土地になれば(土地保有特定会社にはなるにしても)農地だし、評価は低いはずたから相続税的な問題はそんなに…ない…はず。土地が株式に化けることで土地の評価から会社の評価にかわる。
会社の評価さえ低ければ相続税は個人で土地を持っているよりも怖くないはず。
ただ、農地なのに土地保有特定会社になるとしたらそれはどうなんだろう?(ならないのかなぁ)営業に必須の資産なのに。
デメリットとしては、土地が個人のものじゃなくなることだと思う。
現状の生産を維持するためには今持っている全ての土地を現物出資しなければならない。
農家だし、先祖伝来の土地で農業をやっていたわけで、それがいくら自分所有の会社とはいえ自分のものでなくなるというのは気分的に非常によくない(自由処分ができなくなるし)。
これは回避のしようがない問題で、その気分的なものが解消されないと解決しないだろうと思う…と共にそれが解消されることはないだろうなぁとも思う。

これには農業である程度の収益があって、これからもっと成長するんだ!という思い切りが必要と思われます。

よく言われる会社借入金の社長保証については個人でやっても会社でやっても、土地が担保になることに代わりはないから問題はないんじゃないかな〜。


3つ目はまた今度。